野生生物にご注意
日曜日, 6月 27th, 2010夜の軽井沢・・・と書くと、なんだかロマンチック。でも実際は、野生動物の活動が始まる、少々危険な時間帯なのです。
先日、妻と愛犬ぱんこと夜のお散歩へ。日本犬の多くはお家でトイレはしないので、寝る前のお散歩はかかせません。夜といっても8時くらい。東京では夜のスタートラインといった時間帯ですが、軽井沢ではもう真っ暗闇。歩いている人は皆無で、たまに車とすれ違う程度なのです。
毎日の日課なので、その日も普通に夜のお散歩へ出掛けました。油断は禁物ですので、熊鈴をチリンチリンと鳴らしながら、懐中電灯を持っての散歩です。
スーパーマツヤさんの灯りに導かれるように歩きだすと、人気のないお家のほうを、ぱんこがなんだか気にしています。「なにか居るんじゃないの(笑)?」と近づいてみると「ガルルル」と聞いたことのない唸り声と大きな生物が動く気配が!逃げるように、スーパーマツヤさんへ向かうと、特に追ってくる気配はなし。「なんだったんだろう・・・」と驚いたものの、散歩を続行しました。
家への帰り道。先程とは別のルートで我が家に向かいます。小学校にほど近い交差点。このあたりは軽井沢に定住されている方が多く、比較的安心な場所です。
交差点の民家の庭に、大きな影が。おしゃべりしながら近づく私たちに気付き、ハッとしたようにこちらを向きました。その距離、約5メートル。「ガルル!ガルル!」と低く大きな唸り声。威嚇してくる巨大な黒い影。「逃げて、逃げて」と、こちらもパニック!
威嚇しながら、黒い影は深い闇へと消えていきました。いや〜恐かったです。野生動物に威嚇されたのは初めての経験ですから。
「本当に恐かったんだよ〜。」
キツネ、イノシシ、熊・・・と、影の正体を思い返してみますが、あまりピンときません。軽井沢の諸先輩に話を聞いてみても、心当たりがないとのこと。私のイメージでは、オオカミなのですが。
有力情報があり、イノシシが唸り声を出すとのこと。そういえば、庭の土に顔を突っ込んでいるような仕草でした。熊じゃなくてよかったとも言えますが、それにしても無事で何よりでした。
それから、夜の散歩は時間を少し早めることにしています。7時台ならば、まだ薄ら明るいですので、野生生物の世界が始まる前に帰ってこれます。
今日は物騒な話でしたので、写真はぱんこの笑顔でお楽しみください(笑)。
「みんなも気をつけてね!」